Ending OK!

懐中電灯が好きなんです

メインPCのHDD交換 ST500DM002→ST3000DM008

f:id:porcellioscaber:20171121195515j:plainメインPCのHDDを交換しました。最近はSteamを利用するようになり、HDDの容量が圧迫されるように。以前は500GBで余っていたのが、RX470導入を機に購入したDOOM(2016年版)だけでも約80GB食うようになり、あっという間に残り100GB前後になってしまった。余裕がないので買い換えを決定しました。
1TBでも足りそうではありますが、容量単価を重視しつつ余裕をもって3TBに。7300円あまりで買えるとは驚きでした。知らぬ間に少しずつ安くなっていた。

Minitool Partition Wizardを使って旧HDDのパーティションごとコピーし、新HDDに移植。その後ドライブレターを変更して完了。のはずが…
実はドライブレターの変更時にやらかしてしまい、コピー→一度シャットダウン→旧HDD取り外し→ドライブレター変更、と進めようとしたところトラブル発生。旧HDDを外したことでHDD用のドライブレターがDVDドライブに奪われてしまい、一部のプログラムをOSが見失ったことでスタートアップで固まるようになってしまった。結局セーフモードで起動し、diskpartからドライブレター変更で復活。diskpartを使った理由はコントロールパネル→管理ツール→記憶域と操作しようとしたら記憶域ツールが起動しなかったため。
というわけで、ドライブレターの変更は新旧のHDDを両方接続した状態でやりましょう。

手間が増えましたが、乗り換え後は快適です。まだ2.3TB空いています。

f:id:porcellioscaber:20171129203700j:plain
どうやって使い切ろうか

ST500DM002はサブPCに回しました。狂気の旧式HDD160GB*2のRAID0環境を廃止し、サブPCは速度向上・容量増加・消費電力低下を成し遂げました。信頼性もUP。

Xperia Z3 compact 修理に旅立つ

porcellioscaber.hatenablog.comタッチパネルの上部が反応しなくなってきたXperia Z3 compactくんですが、ドコモショップに持っていくと「他に問題がなければ無償修理可能」ということで預けてきました。現在は解約済みのためぶっきらぼうな対応をされないか心配でしたが、終始丁寧に対応してくれました。噂通り向こうが不具合と認めていて、契約の有無にかかわらず無償修理になるようです。
現在は契約していない旨を伝えつつ、「SO-02Gのタッチパネルが反応しなくなった」と言えば相手はすぐにわかってくれました。その場で水濡れチェックが行われ、問題なかったのでそのまま引き取ってもらいました。さすがは防水機能付き、何度か風呂で使ったり飲み物をこぼしたりしましたが無事でした。

正直なところ戻ってきても出番はもうありませんが、必要ないならないで売却も可能なので修理に出した次第です。
それにしてもVivotab note8といいZ3 compactといい、なんと持病持ちの端末が多いことか……。ZenFone4 Proには無事であってほしいものです。値段もかなり高いし。

ASUS ZenFone 4 Pro② 3週間ほど使った感想

f:id:porcellioscaber:20171119001316j:plainZenFone4Proを買ってから3週間ほど経ちました。使っていて思ったことや気づいたことをちょっとだけ書いておきます。

性能面はやはり申し分ないです。動作で固まることがなく、常にスムーズに動いています。メモリの空きも2.5GB以上は確保できているので、ブラウジングしつつ複数のアプリを開いてもまだ余裕があります。

電池について。容量が3600mAhあるので持ちはいいです。現在はフル充電を避け、60%前後までの充電に留めることで電池の劣化を防いでいます。バッテリーの充電と取り扱いに関するヒント | サポート 公式 | ASUS 日本
高速充電が可能ですが、難点が1つ。高速充電してくれるのは付属のACアダプタのみで、他のアダプタを使うと0.9A充電になってしまう。例え他のアダプタが2Aまでの充電に対応していても、なぜか0.9Aしか流してくれない。これは結構不便で、例えばモバイルバッテリーからの充電で難儀する。普段は18650*1を使用するThruniteのC2をモバイルバッテリーに使っているが、1.5A程度流せるのに0.9Aでしか充電してくれないので時間がかかる。買ってみて分かったが少々頭が痛いポイントである。
一方で、AnkerのPowerCore 20100mAhでは1.8Aで充電できた。ものによっては1A以上の充電ができるが、やはり機器を選ぶという点は注意が必要。

カメラに関しては、Z3Cよりは多少きれいに感じる。まだ活かす機会がありませんが、光学2倍ズームがあるのは便利そうです。f:id:porcellioscaber:20171119001458j:plainLUMINTOP IYP365Tiを撮影してみる
設定がとにかく豊富で、純正アプリで操作をProモードに切り替えるとシャッタースピード色温度、露出などの手動設定が可能。f:id:porcellioscaber:20171119003215j:plain右下の「Pro」ボタンを押すと…f:id:porcellioscaber:20171119003216j:plain詳細設定が可能になるf:id:porcellioscaber:20171119003217j:plainホワイトバランスを250K刻みで調節可能f:id:porcellioscaber:20171119003219j:plainライトの撮影に使えそうなシャッタースピード調整
携帯電話のカメラとしては厳密な設定ができるのでライトの照射比較にも使えるかも?機能豊富できれいに写ります。
一方で、どういうわけか外で撮影するとちょっと画質が良くないような気がする。普通は外で撮る方がISO感度が下がってきれいになるはずですが、外で撮ると細部がぼやけているように見えました。気のせいの可能性も高いけど。
11/6にカメラ性能が改善するアップデートが来ました。適用してさらに様子見中です。f:id:porcellioscaber:20171119005322j:plain
3週間経ちましたが、ZenFone4 Proは全体的に無難で優秀な端末である一方で、その「無難」であるところが同時に欠点であるとも感じます。最初から思っていましたが、やはりコストパフォーマンスは悪いです。

まず、実勢価格95000円は高すぎます。これが7万円台なら許容できるのですが、最上位機種であれば何か他社と異なる差別化要素がほしい所です。処理性能、筐体の美しさ、カメラ性能などは上位機種らしく優れてはいますが、他社の最上位機種と比べて何か傑出したところはあるか?と言われると難しいと思います。

自慢の性能も普段使いであれば下位機種のZenFone4でも持て余すレベルです。835の性能は素晴らしいですが、重い3Dゲームでなければ660でも事足ります。660はミドルレンジでありながら、前世代のハイエンドである820に匹敵するCPU性能と、810と820の中間程度に匹敵するGPU性能を持ちます。そのためにミドルレンジが優秀すぎてハイエンドが霞んでいるように感じます。

霞んでいるのは処理能力の面だけではなく、他のスペックに関しても同様です。他にZenFone4と違う点はゴリラガラスのグレード(3 or 5)、カメラのレンズ(2倍ズームの有無)、ディスプレイ(液晶or有機EL)、内部ストレージのサイズ(64 or 128GB)、バッテリー容量(3300 or 3600)などですが、4万円上乗せするほど4より優れているのか?と言われるとそうではないと思います。最上位機種のコスパが悪いのは世の常ですが、4Proでは特に顕著だと感じています。

他のレビューサイトでも「価格が高い」「差別化要素が薄い」と言われていますが、実際その通りだと思います。価格が7万円前半~であったなら評価も大きく変わるかもしれません。
裏を返すと不具合などはなく、値段以外は弱点がない機種とも言えます。コストパフォーマンスが悪いので人には勧めませんが、完成度の高さは最上位機種に見合ったものを持っています。

ASUS Zenfone 4 Pro

f:id:porcellioscaber:20171106204241j:plainASUSSIMフリースマートフォンです。iijmioから販売開始早々に注文しました。一括の場合79800円(税抜)ですが、24回払いの場合は3350*24=80400で、利息はトータル500円なので比較的安くできます。最上位機種のため定価は9万5千円程度とかなり高いですが、iijmio経由だとちょっと安いです(安い買い物とは言ってない)


Xperiaが壊れたからこれを買ったのかというと、実はそうではありません。Z3Cも今や3年以上前の機種。メモリ2GB・容量16GBでは心許なく、Snapdragon801もすっかり旧式化し、600番台のミドルレンジに抜かされるようになってきました。 2年経ったしいっそのこと最上位機種でも買うか、という気分になったので乗り換えを決定。買い換えるならSnapdragon835搭載機種がいいなぁということで835が載った機種を探しました。
その途中で、Vivotabで縁があったASUSに目が留まる。正直Proじゃない4でも性能は十分そうでしたが、妥協すると上位機種にしなかったことに後悔する姿が見えたので今回はProにしました。
iPhone4S→SH-02F→SO-02Gと小型端末で来てなぜ急に5.5インチだと思われそうですが、近年は端末大型化の流れが続いているのでそれに屈する形になりました。しかも、SIMフリーとなれば小型機種は(たぶん)存在しません。キャリアの携帯でさえXperiaAQUOSが細々やっている程度です。小型という条件を捨てることで選択肢が広がる、というよりも選択肢がそもそもありませんでした。この機会に大画面のメリットを体感してみようという思いも強いです。

前述の通り、Xperiaが壊れたので買い替えたわけではありません。Xperiaが壊れたのは偶然でした。
注文後、到着の1日前に不具合が発覚。Gmailのメール削除ボタンが効かないことを不審に思っていたところ、それが有名なタッチ切れの症状そのものであることに気づきました。まるでXperiaが新しい携帯に嫉妬するような振る舞いでした。

前置きはこれくらいにして、早速箱を開けてみます。f:id:porcellioscaber:20171102102324j:plainボケてますが
箱を開けると、右側に本体が固定されています。真ん中の白いものはTPUケースです。これが意外な優れもので、厚手で作りもしっかりしています。付属品にケースがついていることは知っていましたが、予想以上に出来がよく、社外品ケースを買うまでのつなぎにするつもりでしたがこれだけで済んでしまいそうです。逆に半端な社外品を買う気が失せてしまいました。
左側にはさらに箱があり、中にはSIM装着部を開ける金具やイヤホン、説明書が入っています。Vivotab note8の箱をちょっと豪華にしたような印象でした。

本体の外観を見てみます。まず気になったのはサイズ。f:id:porcellioscaber:20171102102539j:plain左からZ3C(4.6インチ)、axon mini(5.2インチ)、ZenFone4Pro(5.5インチ)

5.5インチが実際にどれだけ大きいか比べてみました。6以降のiPhoneがでかいと文句を言っていた自分が大型端末を使うようになるとは……。
まず、長さがあるなぁというのが第一印象。手首から重心が遠ざかるので重量UP(+46g!!!)が余計に大きく感じられます。axon miniを買った時はサイズの割に軽いなぁと思いましたが、こちらはでかい、重い!というのが最初に感じたことでした。f:id:porcellioscaber:20171102102638j:plainでかい
手からはみ出す部分が大きく、片手で持つのは諦めるしかないなぁと改めて感じます。指が短めなのでなおさらです。横幅は思っていたよりは大きくなかったのですが、それでも1cmUP。片手でも反対に指が届く……。とはいきません。サイズ以前にこの重量では手首に悪そうです。
悪く言ってしまいましたが、大画面にはもちろん目が疲れにくい・臨場感が出るなどのメリットがあります。やはり画面の見やすさは遥かに上です。解像度もHDからフルHDになりました。流行りの高解像度ではないですが、むしろ私にとっては好印象です。解像度が上がるとCPU・GPU負荷も上がるため、余程画質を求めるのでなければこれくらいがベストだと思います。


次に本体のデザインについてですが、見た目はどことなくiPhone(6以降)に似ているように感じます。曲面ガラスを使った前方部分や、下部のスピーカー辺りの意匠が似ているなぁと。f:id:porcellioscaber:20171107235342j:plainiPhonef:id:porcellioscaber:20171107235407j:plain本体下部。左からイヤホン端子、USB(TYPE-C)、6つ穴のスピーカーf:id:porcellioscaber:20171107235240j:plainツルツルの裏面f:id:porcellioscaber:20171107234813j:plainデュアルカメラ。片方は光学2倍ズーム

f:id:porcellioscaber:20171107235152j:plainSIM・SDのスロット側

f:id:porcellioscaber:20171107235131j:plain上部

f:id:porcellioscaber:20171107235119j:plainスイッチ側

側面は金属、表面はガラス張りでひんやりしており、値段が高いだけあって高級感があります。滑りやすいですが、ケースをつければOKです。高級感は味わえませんが持ちやすくなります。
歴代のAndroid機はスクリーンの一部がキーになっていましたが、本機ではホーム・戻る・アプリケーション切替ボタンがハードウェアとして実装されています。画面を広く使えるのでいい感じです。ホームボタンは指紋認証機能も搭載しているので、登録しておけばパスワードを入れずにロックを解除できて便利です。
大きいだけあり、3600mAhのバッテリーを積んでいます。容量が大きく充電時間が伸びそうですが、Z3Cより充電が速い!付属のACアダプタを使うと最大9V2Aで充電できます。手元の電流計で測定すると9.1V1.8A出ていました。これは速いはずです。

f:id:porcellioscaber:20171106194333j:plainZ3Cは5V1.8Aでした


やはり目玉は性能。Snapdragon835に加え、Z3Cの3倍にあたる6GBのメモリを搭載しています。ストレージは128GBもあります。128GBといえば自分の自作機のSSDと同じくらいです。以前の16GBでは余裕がなく、最低限必要なアプリだけを入れても残り5GB程しか空きがなかったのですが、128GBでは持て余し、ゲームを入れてみても残り100GB。microSDいらなくね?とも思ってしまいます。
普段は常駐しているアプリが多いのかAndroid7.1.1が重いのかわかりませんが、メモリを平均で3.1GB食っています。Z3Cで同じようなアプリを入れていたときは1.2GB程度だったのでかなり使用量が増えていますが、6GBあるので問題はありません。友人が楽しそうにやっていたスマホゲームをaxon miniで遊んでいた頃は操作は可能なもののカクつきがひどく、シーンによっては紙芝居でも見ているような状態でしたが、乗り換え後は非常に快適です。今までコマ落ちで見えなかった部分が見えるようになりました。

歴代機とベンチマークで比較してみました。まずはantutu(6.2.7)で比べてみます。最初はZ3 compactから。

f:id:porcellioscaber:20171108211636p:plain62028点(Android6.0.1)

続いてAxon mini。

f:id:porcellioscaber:20171108211634j:plainミドルレンジらしく物足りない38436点(Android5.1.1)

そしてZenfone 4 Proでは…

f:id:porcellioscaber:20171108211632j:plain(Android7.1.1)

圧倒的に高い176076点!Z3Cの3倍近いスコアになりました。Snapdragon835、素晴らしいです。3D再生パートではaxon mini、Z3Cでは静止画を見ているような状態でしたが、4Proだけはスムーズに再生できていました。

次はGeekbench4(4.2.0)で比較。

f:id:porcellioscaber:20171108211635p:plainZ3C 999-2761(シングル・マルチ)実用上は十分なライン

f:id:porcellioscaber:20171108211633j:plainaxon mini 646-2035 こりゃもっさりするわ、と納得のスコア

f:id:porcellioscaber:20171108211631j:plainZenfone4Pro 1902-6522

Axon mini「こいつシングルコアでもいいんじゃないかな」
体感でも性能を持て余している感じはするのですが、数値で見るとここまで違うとは…


特別なギミックは搭載されていないものの、全体的に無難で高水準にまとまった端末だなぁというのが感想です。もう少し軽かったら最高ですが、満足度は高いです。これまで特に不具合らしきものは見つかっていませんが、しばらく使ってみてあら探しの旅に出ます。

Xperia Z3 compactこわれる

SH-02Fの次に使っていたXperia Z3 compact。大型化したAndroid端末の中で希少な小型機でしたが、2年2ヶ月で液晶のタッチパネルに不具合が発生してしまいました。右上のパネルを押してもうまく反応せず、タッチが飛んだり、反応しなかったりするようになってしまいました。

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タッチスクリーンテストというアプリでチェック

指で四隅をぐるぐるなぞって動作テストをすると、右上は円が描けません。全く反応がなかったり、途中で飛んだりします。ついでに言えば左上も若干怪しいです。


この不具合はかなり有名で、通称「タッチ切れ」と呼ばれています。小型機に大きめのバッテリー(2600mAh)を積んだ結果、劣化してバッテリーが膨張し、液晶パネルなどの部品を圧迫することにより液晶のタッチパネルに不具合を起こすと考えられています。他の人の体験談を見ていると、多くは1年~2年で同じ不具合が発生するようです。下部が効かなくなってホーム画面に戻れなくなった症例もあります。ここまで来ると設計上の不具合と言わざるを得ません。
SONYdocomo側は大っぴらにはしていないものの、保証期間経過後も無償修理を受け付けてくれるという噂があるので、私も後に修理依頼をしてみようと思います。現在はdocomoを解約しiijmioに移っていますが、ものは試しです。解約後も無償修理してくれるケースがあるようなので、そのうち実際に試してみます。

こんなこともあろうかと、実は予備としてNTT-Xのセールで買ったZTEのaxon miniがあるのですが性能が力不足気味。そこで…

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coming soon...

メインPCをRYZEN 5 1600で置き換える② オーバークロック時の消費電力をみる

porcellioscaber.hatenablog.comRyzen 5 1600で自作が完了しましたが、今度はOC時の電圧と消費電力について簡単に検証していきます。

これまで試したのは、
3.8GHz@1.25V
3.3GHz@0.975V
の2つの設定ですが、3.7GHzと3.6GHzについてもどの辺のVCoreで安定するのか見ていきたいと思います。

・条件について
「安定」の基準は、Prime95の重い設定↓

f:id:porcellioscaber:20170909102158j:plain
が30分~1時間程度通る状態を安定ということにします。

簡易的ながら消費電力も測定。これは安いワットモニターの最大値を読んだもので、しかも四六時中モニターを見ていたわけではないので参考程度にしかなりませんが、傾向を見るには十分だと思います。
メモリ動作はすべて16-16-16-35の2666動作です。


・VCoreを探る
そんなわけで、まず試したのは3.7GHz。3.8よりも倍率を下げるとどこまでVCore・消費電力が下げられるかを見てみます。
結果、1.18VでPrime95を試すと安定、その後1.168VでもOKでした。-0.085V程度と、予想よりも大きく削減できました。
この時の最大消費電力は177Wでした。100MHz下げるだけで20Wの減少。

次に3.6GHz。こちらは1.1Vで安定。-0.068Vの削減に成功しました。
消費電力は163Wとさらに15W近く低下。3.8GHzと比べると既に35W近い差が開いています。実際に数値を見るとこの辺でやめておくのがワットパフォーマンス的にはいいのかもしれません。

最後に3.3GHz動作を再び試してみました。前回は0.975Vまでしか試しませんでしたが、さらに-0.025Vし、0.95Vまで削減できました。
消費電力は最大で140W。削減幅は高クロック帯よりも小さいですが、Prime95をかけてもCPU温度がなかなか上がらないのを見ても非常に高いワットパフォーマンスを持っていることが伺えます。ブーストクロックが低いので定格よりも若干の性能低下(cinebench時-25cb程度)がありますが、ワッパ重視なら3.3GHz固定はいいかもしれません。


・まとめ
そんなわけで、安定する周波数とVCoreは以下のようになりました。f:id:porcellioscaber:20170914234312p:plain
オレンジの線は定格動作での電圧(1.13V)。3.9GHzの値は予想値

定格時は全コア3.4GHz、電圧1.13-1.15Vで動いていました。結構マージンがあるようで、3.6GHz時の動作電圧(1.1V)よりも高くなっていました。3.6GHzまでなら定格以内の電圧でOCができそうです。
3.7GHz以上の領域についてですが、やはり高クロックになるほど要求電圧が上がっていきます。
3.9GHzの値は予想値です。実はVCore1.345Vで3.9GHz動作を試したのですが、Prime95の動作開始後15分くらいでブラックアウト。1.36Vくらいに設定すれば安定しそうでしたが、1.345Vの時点で消費電力が220Wに達していたのでやめました。15分までは耐えたので、VCoreをあと3段階(約0.015V)程盛ることで安定すると考えられます。

これほど消費電力が上がってくるとマザーボード側の限界も見えてきます。私が使っているAB350M Pro4には高負荷で電圧を盛るLLC機能がありません。また、1万前後のマザーボードということで供給電力の安定性という面では厳しいでしょう。HWmonitor上で実際にかかっている電圧を見てみましたが、3.9GHz動作時には1.345Vに設定しても負荷がかかると1.305Vまで下がっていました。LLCつきで電力供給が強力なマザーボードなら1.33Vくらいで動くかもしれません。


次に消費電力について。

f:id:porcellioscaber:20170914234340p:plain
オレンジの線は定格時の消費電力(159W)、3.9GHzの値は予想値です

定格動作の場合は全コアが3.4GHzで動作していました。その時の電圧は1.13-1.15V。3.6GHzでの動作では、電圧を定格時から少し下げることができたためか、動作クロックが上がっても消費電力はほとんど変わらない結果になりました。消費電力据え置きで性能を上げることができるので3.6GHz近辺のOCは非常におすすめです。
3.6GHzまでは上昇は緩やかですが、3.7、3.8に達すると100MHz上げるごとに20W近く上昇しました。ワットパフォーマンス重視なら3.6GHzまでにとどめておくのが良さそうです。無理なく絶対性能を重視するなら3.8GHzも良いと思います。
3.9GHzの値は予想値です。不安定な1.345Vの時点で消費電力が220Wに達していたことから、安定すると考えられる1.36V程度に設定すれば230W程度の消費電力が予想されます。僅かな性能向上に対して35Wも電力消費が増えるのはさすがに割りに合わないのではないかと思いました。定格の約1.5倍です。


・結論
結果を振り返ると、一番美味しそうなクロックは3.6GHzだと思います。ここまでOCすれば、性能面である程度1600Xとの溝を埋めることができます(ターボ、XFRの存在を除けば)。冷却に気を使わずカジュアルにOCできます。
3.8GHzまでなら上げてみても良いでしょう。3.6GHz時よりも最大で30W程消費しますが、あくまで最大値であり普段使いでは極端に開くことはないはずです。
3.9GHz以上は使う気になれません。余程性能重視で高価なケースや冷却装置を持っているなら別ですが、3500円のMicroATXケースで使う自分にとっては縁のない世界です。


動作環境が異なるので一概には言えませんが、私が買ったRYZEN 1600はどちらかといえば当たりの個体なのかもしれません。他のサイトでは1600@3.8GHzに1.35V必要だったという報告がありました。要求電圧が0.1V違うと発熱量もかなり変わってくるでしょう。
当面は3.8GHzで使うつもりです。夏場でもCPUの温度は最大60℃前半で抑えられるので、常用は問題ないと思われます。

動作環境
【CPU】 Ryzen 5 1600@3.8GHz
【CPUクーラー】 zac-freezer13
【メモリ】 TED416GM2133C15DC01 16GB@DDR4-2666
マザーボード】 ASRock AB350M Pro4
GPU】 HIS IceQ X2 Turbo RX470
【電源】RA-650
SSDSanDisk SDSSDHP128G
【HDD】 Seagate ST500DM002
光学ドライブ】 TS-H653T
【ケース】 iw-em002/wops
【OS】 Windows10 Home

メインPCをRYZEN 5 1600で置き換える

f:id:porcellioscaber:20170907201951j:plain

porcellioscaber.hatenablog.com

5年前にCeleronで自作し、その後CPU交換やマザーボード交換を経ながら5年間LGA1155で動き続けたメインPC。現在も性能に不満を感じているわけではないのですが、AMDRYZENというとんでもないものを出してきたのでこれを機に乗り換えることに。Bulldozer系は高電圧・高消費電力・低性能の三重苦でしたが、Zenでは全て克服し、終いには値段まで安いという始末。i5の値段で6コア12スレッドのCPUが買えるのだからもう……。
選んだのは1600。Xつきはクロックが高いですがOCしてしまえば一緒だろうということで決定。それに、Ryzenは4GHz近辺に壁があることは知っていたのでそれほど最大クロックには差はないのでは、と思ったのも理由。


購入までの経緯:
実は一番最初にマザーボードを買って、残りを値段が下がったタイミングで確保しようと考えていた。マザーボードは中古で購入した。美品のAB350M Pro4が6480円で売っていたので衝動買い。そこからRYZENへの置き換えがスタートした。初期不良の原因を掴みにくいので良い子は真似しないでね!

f:id:porcellioscaber:20170823201857j:plain次にメモリを発見。TED416GM2133C15DC01というTeamの安いメモリがあった。ヒートシンクがないし、動作保証は2133までだが、メモリが高い中で8GB*2で1.1万というのはなかなか安かったと思う。後に、この安物が意外なポテンシャルを発揮する。

f:id:porcellioscaber:20170903192244j:plainそしてCPU。ポイント込だと実質2.4万くらいのところまで値段が下がっていた。これでIntelの安いHaswell-E~Broadwell-E辺りに並ぶのだから恐ろしい。カービィにはクロックの差で押し負けることもあるが、マルチスレッドを活かせる場面では1万以上高いi7-7700Kをも倒すヤバイ奴。周波数は大幅に下がっているが、IPCはFXシリーズよりも52%もアップ。元が低いとはいえ素晴らしい。

f:id:porcellioscaber:20170831193233j:plain最後にOS。8.1はRyzen非対応なので10を追加で買った。1600を買ったポイントを使うと1.1万くらいで手に入った。

・組み立て
組み立て開始。心配なのはメモリの相性。対応リストに買ったメモリの上位モデル(2400動作品)があったので、同系列ならきっと起動するだろうと思っていたが、実際にそうなるかはわからない。とりあえず最小構成で起動を試みることにした。

f:id:porcellioscaber:20170903194824j:plainE3-1245機に差さったままのRX470の代わりに登板するHD7770
f:id:porcellioscaber:20170903194829j:plain
無事起動!安定しているようなのでとりあえずBIOS更新へ。USBにあらかじめ入れたファイルでInstant FlashBIOSが1.0→3.0へ。

ケースやストレージなどは流用するので、今まで使っていたLGA1155環境は除去した。幸いCPUクーラーであるfreezer13は流用可能だったので、土台の部品だけ変えて再雇用。追加部品なしで使用可能!とメーカーサイトに書かれていたが、本当にその通りでたまげた。マザーボードの土台に引っ掛けて固定するだけで終了なので、Intel用の固定キットよりも遥かに楽に取り付けられた。
ファンが上向き・下向きしか選べないのが難点だが、とりあえずファンを下向きにして熱が上に逃げるようにした。途端に窮屈になったが、空気は何とか逃げてくれそう。ここでWraith Spireくんは短い出番が終了。f:id:porcellioscaber:20170903210953j:plain何故か画像回転できないのでこのままで

メモリや配線なども取り付けて、いざ起動開始。メモリ2枚差しでも2133で無事認識。そのままWindows10をインストールした。エラーもなく順調に終了。


・CPUのオーバークロック
OSのインストール後、CPUのOC開始。手始めに3.8GHzまで上げて、Prime95の重い設定が1時間ほど通るか確かめた。すると1.25Vで安定したので、3.8GHz@1.25Vで使うことにした。フルロード時の消費電力は約180W。定格だと150~160Wくらいだったので、流石に高くなる。CPU温度は室温25℃で57℃くらいで、熱が出ている割には熱くない。3.9GHz以上は熱が心配なので未実施。CPU温度はもう少し余裕がありそうだが、ワットパフォーマンス的に美味しくないだろうし、VRMがそこそこに熱い(60℃くらい?)のでやりません。

f:id:porcellioscaber:20170909102158j:plain
重い設定。電圧が足りないと数分でブラックアウト

f:id:porcellioscaber:20170909123457j:plain
3.8GHz@1.25V


上げたら今度は下げてみる。エコなOC設定を試みると、3.3GHz@0.975Vで安定。たった500MHz削るだけで0.3V近く削減できた。こちらでフルロードすると130~140Wくらいと、3.8GHz時よりも40Wほど低い。6コアなのにE3-1245よりも省電力になった(E3-1245だと0.1Vオフセットで140~150Wくらい)。

・CPUのOCの効果
cinebenchで検証。3回行って最高スコアを記録とした。定格でもベンチマークが終わるのがやけに速いような…と思うのは当然だった。

E3-1245機の場合は

f:id:porcellioscaber:20170909125811j:plain定格、DDR3-1333、600cb

だったのに対して、Ryzen 5 1600のスコアは↓

f:id:porcellioscaber:20170909125810j:plain定格、電圧オート 1125cb

f:id:porcellioscaber:20170909103337j:plain
3.8GHz@1.25V-2133 1237cb

f:id:porcellioscaber:20170909125809j:plain3.3GHz@0.975V 1100cb

定格でも普通に1100cbを超える。そこからOCによって120cb程度スコアが上昇。
3.8GHz時には先代PCの倍以上のスコアに。素晴らしい!概ねクロックの上昇量に合わせて性能が上がっているようだ。せっかくのOC可能モデルなので3.8GHzで常用することに。



・メモリのOC
RYZENはメモリが速くないと本気を出せないと聞いていたので、メモリのOCも試してみた。前述の通り、2133でレイテンシも高いしヒートスプレッダもない安物なので、電圧を1.35Vまで盛って2666で何とか動けばラッキー、くらいに思っていた。
まずは2400で。普通に起動してしまった。負荷をかけても安定。「あれ?こいつ余裕なのか?」と思ったので、調子に乗って電圧1.2Vのまま2666に設定。

それでも普通に立ち上がってくる。「ん?まぁPrime95でやられるんだろうな」と思い、再度負荷テスト。しかし2133の時と安定性は変わらない。他社のOCメモリを真似て、レイテンシを手動で16-18-18-36に詰めても変わらず。最終的に、1.2Vのまま16-16-16-35、1Tでも安定した。すごいなお前、本当に安いメモリなのか?
一方で2800以上は起動せず。この耐性を見る限りでは、メモリよりもマザー側の耐性や相性が原因ではないかと思う。1.35Vにしても立ち上がらなかった。仮に立ち上がっても、ヒートスプレッダがないメモリで電圧をここまで盛るのは怖い。ここまでできればすでに十二分すぎる耐性である。

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・メモリOCの効果
メモリのOCでどれくらい性能が上がったのか見てみる。まずはcinebenchを3回行って最高スコアを記録とした。
まずは定格-DDR4-2133(15-15-15-36)で。

f:id:porcellioscaber:20170909103337j:plain3.8GHz@1.25V-2133 1237cb(上と同じ画像)

そしてDDR4-2666(16-16-16-35)で測定。

f:id:porcellioscaber:20170909103336j:plain3.8GHz@1.25V-2666 1264cb
メモリのOCで30cb弱の上昇。2%上がった。

さらに3dmark Fire Strike Ultraでも比較。3回中の最大スコアをPhysicsの項目のみ比較すると、
DDR4-2133 17215
DDR4-2666 17408
と、1%上昇した。日常生活では特に違いを感じることはなさそうだ。


この価格で6C12Tなら文句はない。同価格帯のi5-7600はOC不可・4C4Tなので、こちらが圧倒的に有利。FXシリーズのようにコア数と周波数だけ高くて低性能ということもなく、実を伴うものになっている。普段使いやゲームなど、最適化が進んでいなかったり、6コア以上非対応の場合ではi5にクロックや効率の差で負けたりもあるようだが、エンコードなど重い作業では力を発揮する。cinebenchではOCするとE3-1245の倍以上に。素晴らしいパワーである。

AMD復活おめでとう!再びIntelと互角以上に戦えるようになったことで、Intel側の値下げも期待できるだろう。後継のZen+など、今後が楽しみになる。

【CPU】 Xeon E3-1245→Ryzen 5 1600@3.8GHz ¥25972
【CPUクーラー】 zac-freezer13
【メモリ】 w3u1600hq-4g 8GB→TED416GM2133C15DC01 16GB@DDR4-2666 ¥11318
マザーボード】 ASRock AB350M Pro4 ¥6480
GPU】 HIS IceQ X2 Turbo RX470(1205MHz@0.985Vに低電圧化)
【電源】RA-650
SSDSanDisk SDSSDHP128G
【HDD】 Seagate ST500DM002
光学ドライブ】 TS-H653T
【ケース】 iw-em002/wops
【OS】 Windows8.1→Windows10 Home ¥11636

更新費用合計¥55406