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Ending OK!

懐中電灯が好きなんです

RX470のオーバークロックを試す

porcellioscaber.hatenablog.com先日買ったSapphireのOCを試してみることにした。iceQはバックプレートなし+電源が6ピンということで無理はできないが、こちらはある程度行けるだろう。
前は安定性のチェックを、

  1. Heavenベンチマークを10分くらい回す
  2. 3DmarkのFire Strikeが完走することを確認する 

ことで行っていたが、どうも不十分そうなので

  1. MSI KombusterのGPU core burner v2 (Furry PQTorus), 8xMSAA,1920x1080フルスクリーンで15分落ちないことを確認
  2. HeavenベンチマークとFire Strikeを試す

ことで確認することにした。
FireStrikeで安定性を試す場合、Heavenベンチマークでは出ない、横縞の蛍光グリーンやレッドのノイズが発生する時がある。それが見えたら電圧不足の証拠。ベンチが完走してもOUTとした。

f:id:porcellioscaber:20170418231559j:plainとりあえず、1330MHz@1.08Vまで上げた。クロックを大きく上げる場合、電力制限も同時に上げないと制限に引っ掛かり、クロックが設定通りに上がらないので注意。OCするならとりあえず50%に。同じ電圧でも1335MHzではノイズが見えた。許容範囲ではあるが、ここまで来るとうるさいなと感じ始める。

f:id:porcellioscaber:20170419095030j:plainデフォルト電圧の1.137Vで上げられる範囲で更にOC。1370MHzまで上がった。並のASICでここまで上がるなら、当たりを引けば1400+も狙えるかもしれない。ただし、1330MHz@1.08Vよりもかなりうるさいので、常用は果たしてどうだろうか?

そして性能面は…

f:id:porcellioscaber:20170419094559j:plain1370MHz@1.137V

f:id:porcellioscaber:20170419094600j:plain1215MHz@0.95V

f:id:porcellioscaber:20170419094601j:plainGraphics scoreの項目を見てみると、

  1. 1370MHz@1.137V 13054
  2. 1215MHz@0.95V   11943
  3. 1330MHz@1.08V   12897
  4. 1260MHz@0.985V 12322(後に電圧不足と判明したが、ベンチは完走)

コアクロックを伸ばすことで、1330MHzまでは順当に性能が伸びている(1215MHzと比較して、コアクロック9.5%上昇でスコア8%上昇。クロックあたり約85%スコアが増加)。しかし、1330と1370を比較した場合、3%のクロック上昇で1.2%しか上昇しなかった。この辺が限界なのだろうか。
1370では性能、消費電力、そして騒音のバランスが割にあわないと感じた。非常にうるさい。OCするにしても、1330MHz@1.08V程度で済ませておくのがいいと思った。一方で1330MHzの設定であれば、OCしているが、これでも電圧はNitro+の定格(1.137V)よりは下がっているのでお得感が大きい。音は1215MHzの時に比べれば大きいが、許容範囲。

では、消費電力はどうか?GPU-Zのログを参考に、MSI Kombustor実行中の最大消費電力を比較してみた。結果は、

  • 1215MHz@0.95V   113.6W
  • 1330MHz@1.08V   165.8W

だった。実測値ではないのでどこまで正確かわからないが、相対的な値として見ても5割近く消費電力が増大していることが予想される。スコア+8%のために消費電力+50W…これは割に合うだろうか?もう一割性能が欲しいなら、最初からRX480を選ぶべきだろう。RX470が値段の割に高性能である点は揺るぎないが、OCした場合の消費電力と性能向上のバランスは微妙。

メモリクロックのOCも試したが、少し上げる程度では逆に性能が下がってしまった。どうもクロックを上げるとメモリのタイミングが緩くなるらしい。

 

そんなわけで、OC品でもクロックにはまだ余裕がある模様。ただ、現在のところはOCする必要性がないので、普段は1215MHz@0.95Vで運用したいと思う。OCするとしたら、ギリギリ60fpsに届かないゲームがある時だが、今のところそんなタイトルには巡り合っていない。ワットパフォーマンスを度外視してでも性能を480に近づけたいならOCもありだが、そうでないなら、逆にクロックをリファレンス近辺に落として低電圧化してやるのがいいと思う。無駄に盛られた電圧を削れば、言われるほど効率は悪くなく、静かで程々に働いてくれるGPUになるだろう。

 

RX570が発売されましたが、やっぱり微妙みたいです。クロックは上がっているものの、どうもそれだけみたいで……。それでいて、国内価格は再び3万円前後スタートという残念さ。3万を超えると性能・ワットパフォーマンス共に優れたGTX1060が候補に上がってくるので当面売れないでしょう。

SAPPHIRE NITRO+ RX 570 – graphics for gamers

窒素+もリニューアル。クロックが1325MHzまで上昇しています。クロックが470より65MHz上昇していますが、消費電力表記も175Wから225Wまで上昇しているところを見ると、伸びが良くなったというよりは470時代からあったマージンを削ってクロックを上げているだけのように見えます。上の通り、ASIC76.1程度の並の470でも電圧1.08Vで1330MHzで動作するので、「これなら470でいいや」と思う人が大半でしょう。メモリクロックは一応上がっているみたいですが、それなら470の8GB品を買う方がお得という……。ねぇ、Vega出してくださいよ!