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懐中電灯が好きなんです

AMD A10-7850Kで自作・その軌跡

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これまで友人のPCをA10-7850Kで自作した話を載せてきました。組み立て・OSのインストールまでは順調にいきましたし、CPU定格・メモリDDR3-1600での安定動作は確認できました。しかし、苦労したのはこれらのOC。AMD機が初であったことや、使用したマザーボードの電圧調節が大味(VCore設定不可、メモリ電圧が0.15V刻み)ということでさほどクロックを上げることができず、最終的に安定動作する設定はかなり無難なものになってしまいました。
定格クロックは3.9GHz以上にするとPrime95でエラー発生、ターボクロックは4.3以上にするとCinebenchでフリーズするので3.8-4.2に決定。cinebenchの中負荷ではターボと定格を行き来し、Primeでは定格に張り付くようになります。Prime中の電圧はCPU-Z読みでおよそ1.28Vで、温度は58℃でした。電圧制御を外部ソフトからしようとも考えましたが、K15TK、AMD overdriveは安定しないので断念。1.4V台の電圧設定でもアイドル時でさえ動作が不安定になるので、BIOSに任せることにしました。
メモリの設定については、DDR3-2400をXMPを読み込んで試そうとしましたが安定せず。最終的にはDDR3-2133@11-12-12-31になりました。せっかくOCメモリを買ったのでさすがに1600で使うのはもったいなくて……。


最後に、A10-7850K機の性能について振り返ってみます。4コアの割にi3並の性能しかないだとか、クロックの割に性能が低いだとか、一部ではボロクソに言われているようですが、価格を考慮すれば悪くはないのではと思います。
確かに、ベンチマークを見る限り4GHz近いクロックにもかかわらず非力なのは事実。cinebenchのスコアは前に付けていた第一世代Coreiシリーズ(2009年のCPUです)のi5-750と変わりません。しかも、こちらが4GHz前後なのに対して、750は2.66GHz。クロックの高さに期待していたならばがっかりすることでしょう。
しかし、今回の購入価格は9600円ほど。これでi3並の性能+新品で買うと4000円ほどするローエンドGPU並のグラフィック性能が入っているのですから文句はありません。普段はCDの取り込みに使い、気が向いたら軽めのゲームをする友人にピッタリのAPUでした。APUのいいところは、「1個で程々に働いてくれること」だと思うんです。絶対性能で見れば微妙なAPUですが、言うほど悪くないと私は思います。……もし初値の22000円程度で買ったのなら憤慨しますけどね!

欠点はメモリが遅いとGPU部分の性能が発揮できないこと。メモリ性能別にベンチマークスコアを測定したサイトが幾つかありますが、1600と比較して1866、2133では性能が大きく伸びています。どうやら高速なメモリでなければメモリ帯域がボトルネックとなり、GPUの本領が発揮されないようです。低速なメモリと組み合わせた運用によってGPUの性能が発揮できず、それも過小評価の原因になっているのではと思います。問題はOCメモリが高いこと。去年はちょうどいい時期だったようで2400対応品の4GB*2を5600円で買えましたが、機を逃せばさらに高い買い物になるでしょう。せっかくAPUが安いのに、本領発揮には高価なメモリが要求され、相対的にはコストパフォーマンスが低下することに繋がってしまうのはもどかしいところです。

結論:A10-7850Kは思ったほど悪くない。それどころかミドルレンジなら魅力的なCPU(APU)!

【CPU】 A10-7850K@3.8-4.2GHz
【メモリ】 G.SKILL RipJawsX 4Gx2 F3-2400C11D-8GXM @DDR3-2133、11-12-12-31
マザーボード】 A88XM-E45 V2
【電源】 Antec NE550C
【HDD】 DT01ACA100
光学ドライブ】 流用
【グラフィックボード】APU内蔵@844MHz
【ケース】Abee Balance B640
【クーラー】Coolermaster Hyper 212X
【OS】 Windows10