Ending OK!

懐中電灯が好きなんです

NEC Versapro VK80AS-K

 

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OS:Windows 8.1 Pro (64bit)
CPU:Core m 5Y10 (0.8-2.0GHz)
メモリ:4GB LPDDR3
SSD:128GB
11.6型ワイドカラーIPS方式液晶(フルHD:1,920×1,080ドット LEDバックライト グレア)、AF(指紋付着防止)コーティング、タッチパネル(静電容量方式)
他インターフェース:USB3.0*1、microHDMI*1、ACアダプタ(36W)
(メーカーサイト)

NTT-Xで49800円で売られていたのを購入。買ってすぐに5000円オフになったのは内緒。それでも量販店で似たスペックの製品を買うと10万前後はしそうなので悪い買い物ではないだろう、たぶん。
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特徴はCPUがCore Mであること。2~3万円のタブレットでは安価なAtomが載っているが、この製品は10万前後~に搭載されるCore Mになっている。性能も当然値段が高いほうが優れている。動作周波数やコア数を比べるとAtomの方が高性能なんじゃないの?と思うかもしれないが、Atomは他のIntelCPUと設計が異なっているので、消費電力が抑えられている代わりにクロックあたりの性能も低い。
一方、Core Mの場合は通常のデスクトップ・ノートと同様の設計がなされたCPUだが、より電圧や動作周波数を抑えている。末尾Uの低電圧版CPUより更に消費電力を抑えたものになっており、性能もそれなり。cinebench R15だと140~150cbくらい。
とある方法を使うともう少し性能を上げることができますが、それは別の記事で紹介します。

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自分の周りの機器と比較すると、
E3-1245:600cb(ほぼi7-2600)
i7-2630QM:433cb(Sandyのノート用4コア)
E3-1225:430cb(ほぼi5-2400)
A10-7850K:310cb(友人のPC、3.8-4.2GHzに微OC)
i7-640M:233cb(Nehalemのノート用2コア)
と、パワーはない。しかし、この性能を4.5WのTDP範囲で出していると考えるとなかなかである。
f:id:porcellioscaber:20170724203025j:plain本体右下側。上がUSB3.0、下がmicroHDMIf:id:porcellioscaber:20170724203022j:plainさらに、USBの上にmicroSD。挿入口が小さい割に無駄に開口部が大きい

microHDMI端子があるのが嬉しい。8インチタブレットだとついていることは少ない。そこそこスペックもあるので、モニターに繋げばデスクトップのように使うことも可能。
その上にはUSB3.0端子がある。microUSBではなく通常サイズ。タブレットなので仕方ないが、1個しかないので複数繋ぐならハブが欲しい。ハブを使わない場合は、キーボード類をBluetoothで繋げばUSBメモリを挿す余裕もできるかもしれない。VivotabだとUSB2.0だったので、高速なUSBメモリを繋ぐと生きてくる。さらにその上についたSDカードスロットもそこそこ速く、Vivotabでは25MB周辺に壁があったが、本製品はUHS-Iの速度が出ているようだ。何故か自分の個体ではカードの認識が外れることがあるのだが、普段はめったに使わないのでとりあえずそのまま使っている。

f:id:porcellioscaber:20170724203107j:plain右上に電源ボタン(線が入っている方)、画面の向き固定ボタン(点がついている方)

f:id:porcellioscaber:20170724203031j:plain左下には電源コード接続部

f:id:porcellioscaber:20170724204414p:plain本体下部のキーボードドック(別売)接続部

電源供給はバッテリーとACアダプタ(36W)で行う。消費電力がAtomタブレットより高いためか、USBによる充電には対応していない。
電池の持ちについてだが、それほど良いようには感じない。軽作業程度なら6~7時間持つかもしれないが、画面が大きいため結構減る。Amazonビデオ30分で20%くらい削られる気がする(あくまで体感です)。

筐体の熱について。負荷をかけるとそれなりに熱を持つ。中央~上部が特に熱くなる感じで、おそらくその辺にCore Mが入っているのだろう。Atomでもそこそこ熱くなるので、特段高温になる感じはしない。intel XTUを見る限りでは、cinebench中に60℃前後までは上がる。
ちなみに、XTUの機能でTDPを4.5W超に上げてみると、67~68℃近辺で強制的にクロックダウンが起こる。メーカーとしては、それまでは許容範囲ということなんだろう。


どうもこの機種、ソフトウェアはNECのものが入っているが、中身はLenovoが手がけているようである。ハードウェアとしてはThinkpad Helixと同様と言われており、アクセサリーも一部共通。確かに、充電容量を制御するソフトにはLenovoの名前が書いてあった。NECLenovoと提携しているのは知っていたが、中身そのままというのは個人的にはがっかりした。

買ったときはまだWindows10の無料アップグレード期間内だったので、使い勝手の向上を期待してアップグレードしてみた。しかし、スリープ復帰後に応答しなくなる不具合(通称スリープ死)が発生してしまった。
匿名掲示板などでも不具合報告が多く、自分の個体だけではないようだ。一応メーカー側はWindows10用のドライバを公開してはいるのだが、一通り適用しても改善しなかった。NECのサイトではなくLenovoのサイトからより新しいディスプレイドライバやパワーマネジメントドライバを入れると直ったという報告もあったが、結局こちらも効果がなく断念。できれば10で使いたかったが、買ったときにTODO backupで保存していたWindows8.1のイメージを戻して使わざるを得なかった。スリープできないタブレットはさすがにね…

11.6インチは普段8インチを使っている身だと結構大きく感じる。ノートPCとして見るなら小さいが、タブレットとして見るなら大きい。重さも795gあり、vivotab(380g)の倍以上。寝ながら使うには無理があるし、片手で持って操作するのにも向いていない。性能の高さは魅力的だが、タブレットとしての取り回しを重視するなら8インチタブレットを買う方が満足しそう。ノートPCとAtomタブレットの中間的な位置にいるが、いいとこ取りというよりは中途半端で、用途を見出すのは難しいかもしれない。Amazonのビデオなどの動画を見るにはいいので、ポータブル一体型PCの感覚で使うとがっかりしにくいか。

Windows10で動作しないのは残念だったが、タブレットとしては十分な性能を有している。ラップトップではサイズがでかすぎるし、Atomタブレットでは力不足だと思うなら一考の余地がある。逆にいえば、前述のようなピンポイントな要求がないのなら、素直にラップトップかタブレットを選ぶといいだろう。買ってみてわかったことだが、自分の用途ならAtomで十分というのが実感できた。SSD+Core Mの組み合わせは確かに機敏だが、筐体の取り回しがよくない。部屋で動画を見るとか、タッチパネルでブラウザゲームやるとか、そんな使い方にはいいと思う。